2022年の支配下昇格選手と2023年昇格候補選手まとめ~阪神タイガース編~

何はともあれ野球推しです。

 

この回は育成選手応援企画ということで、育成選手に焦点を当てて2022年シーズンに支配下に昇格した選手のまとめと2023年に支配下昇格候補となる育成選手を紹介したいと思います。

今回は支配下組が強力な阪神です。

 

 

2022年支配下昇格選手

 阪神は育成選手をあまり取らないチームですね。不振やケガの影響で育成契約に移行した選手が半数以上を占めている印象です。そのため、復帰組の昇格が多いかな。ただ、2021年以前でも島本選手、小野寺選手、片山選手など育成選手で入団しても支配下昇格を掴む選手はいますね。2022年は3人の選手が支配下昇格を果たしました。

 

 

渡邉 雄大(31歳)投手、左投 ソフトバンクを戦力外となり加入

 

一軍成績:試合32、回18.1、防御率2.45、勝3、ホールド10、三振18

二軍成績:試合6、回4、防御率6.00、三振3

 

 ソフトバンクを戦力外となり阪神に育成選手として加入した渡邊選手は、オープン戦から結果を残し開幕前の3/22に支配下昇格を掴みました。一軍では主に左のワンポイントとして貢献し防御率2.45と安定していました。左のサイドハンドということもあり、やはり左打者には強いですよね。後半にケガで離脱してしまったのが本人としては悔しい所でした。来季は1イニングを任せられるように右打者への対策もしたいです。

 

 

島本 浩也(29歳)投手、左投 ケガからの復帰組

 

一軍成績:試合15、回14、防御率2.57、ホールド2、三振11

二軍成績:試合14、回15、防御率1.20、勝1、セーブ1、三振8

 

 島本選手は育成2位で入団し2015年に支配下昇格を掴んでいた選手です。2019年には63登板で防御率1.67と大ブレイクを果していましたが、翌年にケガの影響で育成契約となっていました。その中で、2022年の5月に二軍で復帰し投げれることが確認できたタイミングである6/21に支配下に復帰しました。そこから好投続けていたが、渡邊選手がケガで離脱したタイミングで一軍に昇格し、一軍でも好成績を残すことができました。終盤の投球を見る限り期待できそうな内容でした。来季は本格的に復活を果たして欲しいです。

 

 

岩田 将貴(24歳)投手、左投 育成1位、プロ2年目

 

二軍成績:試合41、回32、防御率1.97、勝4、三振34

 

 大卒から育成選手として入団した岩田選手は、プロ2年目となる2022年は二軍で好投を続けました。その成績が認められ期限ギリギリの7/26に支配下昇格を勝ち取りました。一軍での登板はありませんでしたが、二軍ではその後も好投を続け最終的に防御率1.97と抜群の安定感を見せました。左のサイドハンドということで来季は渡邊選手と勝負かなと思いますが、持ち味を見せて欲しいです。

 

 

2023年支配下昇格候補

支配下枠68(2/22現在)育成選手5

 支配下枠は68人とカツカツですね。育成選手が少ないので育成に割く枠はあまり必要ないこともあると思います。予備の枠を含めても育成に割ける枠は1つくらいかなあ。育成選手にとっては厳しい環境ですが、めげずに頑張ってほしいです。それでは、昇格候補を見ていきましょう。また、支配下に昇格しそうな確率を主の独断と偏見で設定しました。

 

 

望月 惇志(25歳)投手、右投 不振により育成に移行、来季プロ8年目 

                          昇格率:10%

 

二軍成績:試合2、回2、防御率4.50、三振1

 

 高卒で入団し当初は将来の先発候補として期待されていました。2019年にはCSでのとの先発登板もあるなど期待の大きさが伺えます。ただ、その後は制球に苦しむ場面が目立ち不振により2021年オフに育成契約に移行しました。去年は二軍でも2試合の登板にとどまるなど苦しいシーズンが続いています。ただ、最速は159㎞を記録したこともありますしポテンシャル自体は高い選手です。覚醒することができれば大ブレイクも見込める選手ですので注目したいです。

 

 

佐藤 蓮(24歳)投手、右投 不振により育成に移行、来季プロ3年目 昇格率:10%

 

二軍成績:試合9、回31.1、防御率5.17、勝1、三振41

 

 来季プロ3年目を迎える佐藤蓮選手は、2022年シーズンも制球に苦しみ一軍での登板がなく二軍でも9試合の登板にとどまりました。ただ、二軍では力強いストレートを武器にイニングを超える三振を奪っています。ポテンシャルはある投手ですので制球が改善されれば戦力となる可能性は十分あります。育成契約に移行する来季が勝負の年になると思うので頑張ってほしいです。

 

 

まとめ

 阪神支配下枠はカツカツですし、育成選手にも昇格候補筆頭のような選手はいないので昇格するとしても1人くらいかなと思います。ただ、ポテンシャルの高い選手が多いですし、覚醒すれば儲けものというくらいの認識でしょうか。阪神は球速が速くても制球に苦しみ大成しない選手が多い印象になっていしまっています。藤浪選手もうそうですし、オフに戦力外となった小野選手などもです。育成選手には何とかこのイメージを払拭して支配下昇格を掴んで欲しいですね。