2022年の支配下昇格選手と2023年昇格候補選手まとめ~ヤクルトスワローズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

この回は育成選手応援企画ということで、育成選手に焦点を当てて2022年シーズンに支配下に昇格した選手のまとめと2023年に支配下昇格候補となる育成選手を紹介したいと思います。

今回は再生工場稼働中ヤクルトです!!

 

 

2022年支配下昇格選手

 ヤクルトは自前の育成選手は他球団に比べて少ないチームなので支配下に上がってくる選手もそこまで多くないですが、再生工場と表現されるくらい他球団を戦力外となった選手を戦力化させるのが上手いチームですね。育成契約からの戦力化でいうと今野選手、長谷川選手、近藤選手などがいます。その中で、2022年の支配下昇格を勝ち取った選手は2人いました。

 

 

小澤 怜史(24歳)投手、右投 ソフトバンクから加入

 

一軍成績:試合10、回46、防御率4.11、勝2、三振44

二軍成績:試合25、回30.1、防御率1.47、勝1、セーブ8、三振34

 

 ソフトバンクを戦力外となり育成契約でヤクルトに加入した小澤選手は支配下に返り咲くべく勝負のシーズンでしたが、二軍では主に中継ぎで防御率1.47と抜群の安定感を見せました。その活躍が認められ6/26に支配下昇格を掴みました。一軍では主に谷間の先発要員として活躍。46イニングを投げ防御率4.11と好成績を残しました。来季も先発か中継ぎはわかりませんが変則右腕として貴重な戦力になってくれると思います。

 

 

赤羽 由紘(22歳)内野手、右投、右打 育成2位、プロ2年目

 

一軍成績:試合10、打率100、安打1、OPS282

二軍成績:試合67、打率222、安打47、本塁打8、盗塁2、OPS737

 

 2020年のドラフトで育成指名されそのまま育成契約でプロ2年目を向かえた赤羽選手ですが、2022年は二軍で打撃が爆発し8本塁打と持ち前のパンチ力を見せることができました。守備のユーティリティー性も評価され補強期限ギリギリの7/29に支配下昇格を掴みました。一軍でも初ヒットをマークし充実のシーズンだったと思います。内野手がまだ完全に固まりきっていない来季が勝負だと思うのでレギュラー争いに割って入って欲しいです。

 

 

2023年支配下昇格候補

支配下枠66人(2/20現在) 育成選手9人

 ヤクルトの現在の支配下枠は66人なのでシーズン途中での外国人選手を獲ってくる枠で1、その他の予備で1となると実質的に育成選手に割ける枠は1~3くらいかなと思います。中でも開幕前の支配下昇格は余程いい選手がいなければないのかな、昇格しても1人だと思います。中々狭き門ですが母数自体は他球団と比べて少ないのでチャンスはありそうです。また、支配下に昇格しそうな確率を主の独断と偏見で設定しました。

 

 

下 慎之介(20歳)投手、左投 育成1位、来季プロ3年目 昇格率:70%

 

二軍成績:試合16、回68.1、防御率3.42、勝4、三振55

 

 投手で一番名前が上がるのがこの下選手ですね。高卒2年目の去年は二軍で主に先発として回ることができ防御率3.42と安定していました。同じチーム内の有望株である金久保選手(4.27)、市川選手(4.18)よりも防御率が低いです。この年でこれくらいの成績を残せない選手も多い中で主軸で回れているというのは大きいですね。チームに足りない左投手というところもポイントが高いです。来季は3年目と育成契約の切れるタイミングではあるので勝負の年ですし、チャンスの多い年でもあると思います。将来の先発で戦力となってほしい選手です。

 

 

丸山 翔大(24歳)投手、右投 育成4位、来季プロ3年目 昇格率:40%

 

二軍成績:試合20、回73.1、防御率5.03、勝5、三振61

 

 下選手と同じくプロ3年目で育成契約が切れるタイミングなのがこの丸山選手ですね。去年は二軍でローテの軸として1年間回ることができています。防御率5.03と安定感はまだまだですが、身長190cmと恵まれた体格を持っていますしここから爆発的に良くなってもおかしくない投手です。勝負の年となりますし何とか爪痕を残してほしいです。

 

 

沼田 翔平(22歳)投手、右投 巨人から加入、来季プロ5年目 昇格率:30%

 

二軍成績:試合26、回26、防御率3.81、勝2、セーブ3、三振30

 

 沼田選手は2022年オフに巨人を戦力外となり育成契約でヤクルトに加入しました。去年は主に中継ぎで登板し二軍で防御率3.81とまずまずの成績を残していました。プロ2年目のシーズンに支配下昇格を勝ち取ったこともあり実績も他の育成選手と比べたらあると思います。身長は低いですが勝負度胸もありますし、まだ若いので伸びしろもあると思います。何より再生工場と呼ばれるヤクルトの手にかかりどんな成長を見せるか楽しみですね。ヤクルトは中継ぎが厚いので難易度は高いですがチャンスを掴んで欲しいです。

 

 

近藤 弘樹(27歳)投手、右投 2022年に支配下から育成に移行 昇格率:10%

 

二軍成績:なし

 

 肩のケガの影響で1年間ほぼ投げることができず2022年のオフに育成契約となった近藤選手ですが、この選手はケガを克服しどれくらい投げれるようになるかにかかってますね。ポテンシャルは間違いなくある選手ですし、2021年の前半戦の大活躍を忘れることはできません。焦らずじっくりと再起を図ってほしいと思います。

 

 

松井 聖(27歳)捕手、右投、左打 育成3位、来季プロ3年目 昇格率:80%

 

二軍成績:試合74、打率281、安打55、本塁打6、OPS854

 

 野手で最も二軍で結果を残しているのが松井選手です。打率281、OPS854と抜群の成績を残しています。ポジションが捕手ですのでヤクルトの捕手陣の厚さを見ると中々厳しいと思われがちですが、去年、嶋選手が引退し支配下の捕手が5人とかなり少ない状況になっているので数を確保するために支配下昇格となる可能性は高いです。育成1位ルーキーの橋本捕手が余程良くなければ松井選手が昇格を果たすと思います。松井選手もプロ3年目ですので何とか支配下昇格を果たして欲しい選手です。

 

 

 

 

岩田 幸宏(25歳)外野手、左投、左打 育成1位、来季プロ2年目 昇格率:30%

 

二軍成績:試合81、打率275、安打55、盗塁15、OPS654

 

 岩田選手も二軍で好成績を残している選手の1人ですね。打率275、盗塁15と自分の武器を見せることができました。ただ、ヤクルトは外野手の層が厚いのでかなりアピールが必要ですね。長打が出るようになると成績も上がってくると思います。まずは二軍でアピールして欲しいです。

 

 

まとめ

 支配下昇格候補としては投手が多い印象ですね。特に先発陣は少し手薄なので下選手、丸山選手にチャンスが多いかな。再生工場に手にかかった沼田選手も注目したいところです。野手では松井選手が筆頭候補かなあ。ヤクルトの育成選手は二軍で好成績を残している選手が多いので予想が難しいです。レベルの高い争いを期待しています。